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2023年12月20日

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高等部4年国語科 第27回全国高校生創作コンテスト 現代詩の部「入選」俳句の部「佳作」入賞

第27回全国高校生創作コンテスト(國學院大學、高校生新聞社主催)において、津村日奈子君(4年)が現代詩の部「入選」、俳句の部「佳作」に輝き、12月3日(日)に行われた表彰式に参加しました。

現代詩の部・入選 「日曜日」
俳句の部 ・佳作 「憂き午後や炎ゆるサドルを押し海へ」

津村君は、これまでも俳句甲子園の活動に参加するなど、創作文芸の世界で表現と向き合っていました。今回のコンテストに際しても、日頃の研鑽が花開いた形になります。
この場をお借りして、貴重な機会をくださった國學院大學、高校生新聞社、選出してくださった水無田気流氏(詩人・國學院大學教授)堀本裕樹氏(俳人)に感謝申し上げます。

以下、津村君の受賞コメントです。
このような輝かしい賞をいただけて感謝の気持ちでいっぱいです。
小さい頃から文章が好きで、よく小説や詩歌を読んできましたが、文章を書くのは読解問題を解くときくらいだったので、今回夏休みの課題でこのコンテストを知った時は挑戦してみたい気持ち半分不安半分といった心持ちでした。
今まで私が書いてきた文章は大抵他の人の作品を土台として成り立っていたものだったので、ゼロから私の文章を生み出すことが果たしてできるのかと悩みました。今まで書いてきた文章と違って、設定も答えも私の中にしかなく、まだ誰もそれを書き起こしてくれていないので、漠然とした思考を具体化して文字に起こして、作品に落とし込むためにもう一度抽象化する過程が新鮮で楽しかったです。結末に何通りもの解釈が許される本が好きなので、読み手が隠されたストーリーを想像できるような、物語性があって説明的すぎない作品を目指しました。
詩歌を詠むことで普段は気にも留めないような現象に目を向けるようになった結果、世界の解像度が上がり日々の充実感が増すということにも気がついたので、今後ももっと色々な経験をして、自分の感じたことや考えたことを表現していけたらと思います。