和田 龍磨
国際共通語としての英語と数学を学ぼう

社会人
和田 龍磨
慶應義塾大学総合政策学部教授
[入学年]
1992年(湘南藤沢高等部)
慶應義塾大学総合政策学部教授
[入学年]
1992年(湘南藤沢高等部)
私たち1期生は高等部の3年間をSFCで過ごしました。全く新しい校舎、上級生のいない学校は毎日が楽しかったことを覚えています。私はその後、経済学部に進学し、4年生の時に教育実習で中高に戻ってきました。そのときに、おそらく3年生の生徒であったと思いますが、「どの科目が重要ですか?どの科目を一番頑張ればいいですか?」と聞かれ、咄嗟に「英語と数学」と答えました。進路によって答えは異なると思うので、現在であればもう少し慎重に答えるかもしれませんが、やはりこの2科目は大変重要です。私の仕事は経済学の研究と教育ですが、論文は英語で書きますし、内容は数理的なものです。3年前に現在の仕事に就く前はアメリカで大学教員をしていましたので、教えるのも、発表するのも、その他の大学の業務もすべて英語でした。インターネットで世界がつながり、国境を越えた人の往来が盛んになり、人口が減少していく現在の日本では、国際共通語としての英語と数学を学ぶことは、ますます重要になっているといえます。私個人は、数学については高等部3年で学んだことで問題はありませんでしたが、英語については後悔しかありません。できることなら、帰国子女など英語ができる人が回りに多い環境で英語をもう一度学びたいです。