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佐藤 遼汰

刺激を与えてくれる
大勢の仲間と出会い
自分の世界が広がった

大学生

佐藤 遼汰

佐藤 遼汰

軽音楽部でのバンド活動で得た、仲間と居場所

6年間を振り返って「一番打ち込んだ」と言えるのが軽音楽部でのバンド活動です。高等部への進学後、私の歌を褒めてくれたことのある友人から「一緒にバンドをやらないか」と誘われたのが軽音楽部に所属したきっかけです。
軽音楽部では、ギターとボーカルを担当しました。ギターは高校に入ってから始めたので、最初は全く弾けませんでしたが、家でメトロノームに合わせて練習するなど、時間があれば楽器に触れて上達していきました。
文化祭は軽音楽部にとって最大の舞台であり、6年生にとっては引退ライブでもありました。私は副将として、主将とともに文化祭実行委員会との調整や意見交換にも参加し、全員にとってより良い舞台になるように、自分なりにがんばったつもりです。
本番の演奏では大きなミスをしてしまったのですが、仲間がすぐにフォローしてくれたので、「失敗」として記憶に残ることなく、むしろ仲間との温かなつながりを感じた瞬間として印象深く記憶に刻まれています。「このバンドに入って本当によかった」と心から思えた時でもありました。

お仕着せではない旅を自分たちでつくった北海道修学旅行

6年生の時に、札幌、小樽、函館を訪れた北海道への修学旅行も忘れられません。先生方と生徒の間に立ち、連絡や調整を行う旅行委員を務めましたが、特に頭を悩ませたのが班分けでした。湘南藤沢中高は、みんなが本当に仲がいい。だからこそ、「この子と一緒になりたい」という希望がたくさん出てきます。でも全員の希望を完全に叶えるのは難しく、途中からはまるでパズルのようになっていました。「この班でみんな楽しめるかな」と何度も悩みました。旅行の当日まで気になるほどでしたが、修学旅行の最後に旅の思い出をまとめた映像を見た時、みんなが笑顔で映っていて、本当に安心しました。
修学旅行は、自由度がとても高かったのも印象的でした。班ごとに行き先や行程を考えられたので、史跡巡りをする班もあれば、アクティビティ中心の班など、やりたいことを自由に楽しく体験できました。個人的には、それまで羊肉が苦手だったのに、北海道では美味しく食べられたことが衝撃的で、北海道の食材の力を強く感じる経験となりました。

世界に目を向けるきっかけをくれた多様な仲間

この6年間を通して、私の価値観を最も大きく変えたのは、多様なバックグラウンドを持つ仲間たちとの出会いでした。帰国子女も多く、世界各地で暮らしていた友人が身近にいたことで、海外への興味が一気に広がりました。
特に刺激的だったのは、英語を自在に使いこなす友人たちの存在です。単に文法通りに単語を組み立てるのではなく、「このニュアンスならこう言う」と口語を教えてくれる。英語を"勉強"ではなく、"コミュニケーションの手段"として使っている姿に、「自分も」という思いが湧きました。
こうした友人たちから現地の話を聞くことで、「海外に行ってみたい」と思うようになりました。ベトナム在住経験がある友人たちに背中を押され、ベトナムを訪れました。文化や雰囲気、人々の考え方など、日本とは違う部分にたくさん触れ、自分の視野が広がる感覚がありました。
また第2外国語として中国語を選択していたので、学校のプログラムで中国にも行きました。西安や敦煌、ウルムチなどを巡り、上海の学校で同世代の学生とも交流しました。実際に現地へ行ってみると、日本から見ていた中国のイメージとは異なる部分も多々ありました。さらに、大陸のスケールの大きさにも驚かされました。
以前の私は「日本にいるなら日本語だけで十分」と思っていました。しかし実際に他国を訪れたことで、「日本側の視点を持つだけでは狭量に過ぎる」と考えるようになりました。世界を知る面白さを教えてくれたのは、この学校だったと思います。

興味を喚起し、生徒の可能性を広げてくれる学校

振り返って思うのは、湘南藤沢中高は、生徒に、将来の選択につながるようなさまざまな経験の場を与えてくれるということです。私は幼い頃から科学者に憧れを抱いていますが、私のような理系の進路に興味がある生徒に対しては、製薬会社や研究施設などに赴くプログラムがいろいろ用意されていました。
一番印象的だったのは、スーパーカミオカンデの見学です。岐阜県にある、素粒子の「ニュートリノ」などを観測する実験施設ですが、そこではさまざまな国の方が、言語や国籍を超えて、自分の専門分野の知識を持ち寄り研究に向き合う姿を間近に見ることができました。改めて「こういう世界との向き合い方をしてみたい」と心を動かされました。湘南藤沢中高は、夢や目標に向かうための手助けだったり、背中を押してくれるような環境がたくさん揃っていたと思います。
音楽、旅行、海外への興味や将来につながる道筋も、すべて湘南藤沢中高での経験で広がっていきました。ここは、自分の世界を無限に広げてくれる経験や、共に歩む仲間に出会える場所だったと思います。

私の思い出

私の思い出

バンド活動を共に歩んできた
かけがえのない相棒

最初に使っていたギターが壊れたので新調した2代目のギターです。あまりギターの知識がなかったのですが、同じバンドだけでなく他のバンドの仲間も付き合ってくれて、いろいろ教えてもらいながら選んだ「仲間を思い出すギター」です。