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岸谷 理央

やりたいことをやれる環境の中で
楽しく駆け抜けた6年間

在校生

岸谷 理央

2024年度6年生

岸谷 理央

国際色豊かでたくさんの経験ができそう

湘南藤沢中高で過ごした6年間は、本当にあっという間でした。
この学校には、自分がやりたいと思ったことに集中できる環境が揃っています。そのおかげで、私自身も勉強だけでなく應援指導委員会のチアリーディング部で代表を務めたり、英語力を磨く経験を重ねたり、論文実習に打ち込んだり、たくさんの挑戦をすることができました。
小学5年生で中学受験のために塾通いをするようになってから、司法や国際関係など時事問題について学ぶことが増えました。問題意識を持った私は、将来は国際問題に貢献できたらいいなと、ぼんやり考えるようになりました。そのためには英語力が必要であると考え、さまざまな経験をしている帰国子女と触れ合える学校に通いたい、そして自分自身もいろいろな挑戦をしたいと強く思いました。
もともと慶應義塾大学出身の父が、私を入学させたいと熱望していたこともあり、帰国子女が多く国際色豊かな湘南藤沢中高を目指そうと決めて受験勉強に邁進しました。合格できて、本当に良かったです。
私の学年から、横浜初等部の一期生が加わりました。入学1日目の緊張した雰囲気の中、たくさんの内進生が明るく話しかけてくれて、まるで中等部からの入学組を待っていてくれたようでした。すぐにみんなと仲良くなれました。
図書館の横にあるテーブルでお弁当を食べるときに、一つのベンチに大人数でギュウギュウに腰かけて、わいわいおしゃべりしたのが入学当時の楽しい思い出です。

帰国子女の友人たちから刺激を受けて英語力アップ

期待していた通り、湘南藤沢中高の英語教育はとてもレベルが高かったです。それに加えて、帰国子女の友人たちからの刺激もありました。
たとえばテニス部の友人たちとカラオケに行ったとき、洋楽が好きで歌いこなす帰国子女が何人もいました。その姿を見て「私もみんなと洋楽の話ができるようになりたい! 歌えるようにもなりたい!」と思い、洋楽について調べたり英語の発音練習をしたりしました。
とても大きな経験になったのは、英語でプレゼンテーションするビジネスコンテストです。
校内に貼ってあったコンテストのポスターを見た帰国子女の友人に誘われ、一緒に挑戦することにしました。テーマは、『南アフリカで発売する新商品』。
私たちは教育格差に注目して、「Edu_corn」というスナック菓子を提案しました。お菓子のパッケージに計算問題や英語の綴りの問題を印字し、消せるマーカーで書き込んで勉強できるというもの。パッケージを勉強に使うことで、ゴミも減らせる一石二鳥の商品です。
思いがけず上位8チームに残ることができ、全国大会に進みました。プレゼンテーションも質疑応答もすべて英語で行われ、臨機応変な対応が求められます。事前に準備をして万全の状態で臨みましたが、生の英語力をつける大切さに気付けた貴重な機会となりました。
このコンテストの出場をきっかけに、英語科の先生からKITE(Keio Intensive Training in English)の運営参加にお声がけいただきました。このプログラムは英語力向上を目指していて、春休みに1泊2日、夏休みに2泊3日の合宿を実施しています。
合宿中は英語しか使ってはいけないという決まりがありますが、それ以外は自主性に任されています。これまでのところ、定員の2倍近くもの応募があるため抽選を行ってきました。
私はTeaching Assistantとして学習者をサポートしましたが、自分自身の勉強にもなって楽しかったです。

しっかりとした指導を受けて、好きなテーマで書き上げた論文

英語以外に、私が興味を持っていたのは論文実習でした。6年生で論文実習の授業を受けたいから、進路を文系科目を中心とした I 類にしたほどです。
大学生になれば、必ず論文を書くことになります。だからその前に、自分の好きなテーマでじっくり論文の書き方を学びたかったのです。
論文実習では週に4時間ほど授業を受けて、約半年かけて論文を仕上げていきます。私は『「大恋愛~僕を忘れる君と」研究 核家族からの脱却と第三者の〈子育て〉』というテーマで、優秀論文に選んでいただきました。
私は「大恋愛~僕を忘れる君と」というドラマが大好きでした。その脚本家はインタビューで「震えるような恋心を描く」とおっしゃっていました。
しかし私は、若年性アルツハイマー病の患者を取り巻く恋愛、親子関係、子育てなどが描かれていたこのドラマの核は本当に「恋心」なのだろうか?と考え、単なる恋愛ドラマとは異なるのではないか、と問題提起しました。
優秀論文に選ばれたのは、自分なりに熟考し推敲する姿勢を評価していただけたからではないかと思っています。

先輩方の「若き血」に憧れて

應援指導委員会チアリーディング部の代表を務めたことも、湘南藤沢中高での大切な思い出です。
私は3歳から習っていたチアダンスが大好きでした。小学生の頃は全国大会出場を目指すほど熱心にやっていたのですが、受験準備でやめてしまっていたので、新入生歓迎会で先輩方の「若き血」を見た時から、またやりたいと思っていたのです。所属できるのは4年生からだったので、とても楽しみにしていました。
本来、ダンスは個性を表現するものですが、チアダンスはあくまでもチームでそろえます。私は「みんなと一緒に創り上げること」が好きなので、自分の性格に合っていました。
大学でも体育会の應援指導部に所属することを考えています。大好きなチアダンスにこれからも関わっていけたらうれしいです。

私の思い出

私の思い出

應援指導委員会の存在感をもっとアピールするために

私にとっては憧れでしたが、應援指導委員会を知らない人もたくさんいました。それがもったいないと思い、チアリーディング部の存在感を出していくことを目標に活動しました。演技披露の機会を増やすために決めたのが、文化祭への初参加でした。文化祭当日は観客が入るか心配でしたが、150番教室は、100以上の座席が埋まって立ち見も入れないほど大盛況でした。チアの衣装は、充実していた活動の象徴です。