慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部

情報教育

パソコン・タブレット端末合計約600台という、充実した情報教育環境

みなさんは「情報教育」と聞いて、何を学ぶと思いますか? 最近、多くの人から「情報教育に力を入れているので、プログラミングをたくさん勉強するのですよね?」と聞かれます。しかし、他の中学校や高校と比べて、プログラミングの授業時間数が特別に多いわけではありません。本校の情報教育は、プログラマーを育てるためのものではなく、更に上を目指しています。情報の知識を使って、これからの社会をどのように良くしていくかを考えられる人間の育成を目指しています。プログラミングを例に言えば、「誰かから頼まれてプログラムを作る」のではなく、「世の中を良くする大きな仕事をするために、プログラマーを使える」人材を送り出したいと考えています。そのためには、プログラミングだけではなく、幅広い情報の知識を持たなければなりません。
このような力をつけるために、各学年で段階に応じた情報教育を行っています。大きな流れは「低学年はスキル(実習)重視、高学年は知識重視」です。例えば、キーボード操作の訓練などは、低学年の方が上達が早く、楽しく学習できます。それに対して、情報と社会の関わりなどは、高学年の方が深い考察や話し合いができます。
本校では、中等部段階に独自の教科「情報」を設け、他校では高校段階で身につける、さまざまなスキルを、中等部のうちに学びます。また、情報の時間で身につけたスキルは、その後の学年で、ほぼ全ての教科で使います。文書作成やプレゼンテーションのスキルは、情報の時間に学んで終わりではなく、他教科での取り組みを通して、確実に身についていきます。

上記の学習を支えるため、十分な情報教育設備を整備してあります。生徒が利用できるパソコンやタブレットが、全部で600台あります。校内全域で無線LANが利用可能となっており、学校から貸し出すパソコンやタブレットは、全てインターネット接続が可能です。また、5年生以上は、自分自身が所有するパソコンを学校の無線LANに接続することができ、学校生活のあらゆる場面で情報機器を活用しています。

情報教育の流れ

1年
    ホームルームや道徳で、インターネット上に情報を発信する際の注意点を学びます。
    スマートフォンやチャットアプリを使う際に気をつけることを学びます。
2年
  • 情報機器を「文房具」として使いこなせる力を身につけます。文書作成、表計算、プレゼンテーションに関するソフトウェアの使い方を徹底的に学びます。プレゼンテーションについては、スライドを作成するだけでなく、効果的なプレゼンテーション技法を身につけます。
3年
  • 1年次に続き、プログラミングを学びます。
    自分で作ったプログラムをLEGOのロボットに組み込んで、ロボットを制御する体験をします。
    簡単なW e bアプリケーションを制作し、実用的なプログラムを作る楽しさを経験します。
4年
  • 情報機器を使って「人に情報を伝えるためのコンテンツ制作」を学びます。
  • 動画編集とDT P 作品制作( 雑誌紙面制作)を行います。
5年
  • 情報に関する知識をしっかりと学びます。
    コンピュータがどのように動作しているのか、仕組みを学びます。
    なぜ私たちは情報を学ぶ必要があるのか、情報機器や情報技術が人間社会をどのように変えてきたのかを学びます。
    知的財産や個人情報保護の問題を題材に、現代社会が抱える問題や、今後の社会について、深く学びます。
6年
  • 必修の情報の授業は5年で終わりですが、より深く学習したい生徒のために、選択科目を開講しています。どちらも大学レベルの内容です。
    「メディアの表現と編集」より高度なマルチメディアコンテンツの制作を学習します。
    「情報テクノロジー」コンピュータや情報通信ネットワークの仕組みについて、深く学習します。

情報の授業外では

ホームルームや道徳で、インターネット上に情報を発信する際の注意点を学びます。
スマートフォンやチャットアプリを使う際に気をつけることを学びます。
さまざまな教科で、レポート制作やプレゼンテーションにコンピュータを使います。
情報の授業で学んだことを実際に活用することで、確実に身につけます。
学級活動、クラブ活動、文化祭企画など、学校生活の様々な場面で、情報の授業で身につけたスキルを活用します。
5年生からは、自分自身のパソコンを校内ネットワークに接続し、学習や学校生活で活用することが可能となります。